高齢者疑似体験、適切な対応学ぶ

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高齢者疑似体験をする職員(左)

JA大北は10月下旬、高齢者看護・福祉学習会を大町市常磐のときわ支所で開いた。同支所職員14人が参加。市社会福祉協議会の職員4人を講師に、高齢者疑似体験を行い、支所が使いやすいかなどを確認した。
同支所は高齢者が多く利用することから、適切な対応の仕方を考え、利用者の満足度向上につなげるのが目的。職員は、色覚が変化したり、視野が狭くなったりする特殊な眼鏡をかけ、耳栓や重り、つま先が上がりにくくなるサポーターなどを身に付けた。窓口で入出金の手続きをしたり、支所を歩いたりして確認。車椅子にも乗った。
職員は「段差が分かりにくくて危険」「記入台にある手続き書類が見づらい」などと意見を上げた。
藤澤賢二支所長は「高齢者にも気持ちよく利用してもらえるよう、適切な対応につながっていけばうれしい。挙がった課題は今後改善につなげていきたい」と話した。

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