主催者あいさつをするJA長野中央会・各連合会の雨宮勇会長
JA長野中央会とJA長野県組合長会は5日、松本市の長野県松本文化会館で「第71回JA長野県大会」を開いた。2018年度までの6カ年、取り組んできた「2018JA長野県ビジョン」を総括。19年度以降の目指すべき姿としてのビジョン「食と農で地域に笑顔をつくります~新時代へ向けた改革の実行」を決定し、3カ年計画重点事項への取り組みを確認した。
県内JAの青年部、女性組織、生産組織代表者やJA・各連合会・県本部の役職員代表約700人が出席した。
大会の議案では「JA長野県ビジョン」の実現に向けた3カ年計画重点事項と組合員メリットの最大化に向けたJA長野県グループの新たな組織、事業、経営の在り方を検討し、決定することを提案した。重点事項は「農業生産基盤の強化による産地の維持」「組合員とJAのつながりの強化」「総合事業を支えるJA経営基盤の確立」とした。
また、加速する自由貿易交渉から地域の農業と暮らしを守り、JA自己改革を加速する特別決議を行った。政府に対し日米物品貿易協定(TAG)交渉では、少なくとも過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの譲許内容を超えないことや十分な情報開示と国民への説明を求める運動に取り組むこと、JA自己改革の成果を内外に示し政府が進める農協改革議論にはJA自己改革の尊重や与党決議の順守を求める運動に取り組むことなどを確認した。
この他、JAグループサポーターで東進ハイスクール東進衛星予備校現代文講師の林修さんが基調講演をした。