筋肉量減少を予防、効果的な食材学ぶ

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サルコペニア・フレイルを予防する食事を調理する参加者

JA長野厚生連松代総合病院は10月下旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約15人が参加。同病院の倉嶋麻衣管理栄養士が「サルコペニア・フレイルを予防する食事を作ろう」と題し、調理実習をした。加齢に伴う体の筋肉量減少や心身の活力低下の予防に効果的な食材について解説した。
調理メニューは、筋肉をつくるタンパク質とビタミンDが豊富なサケを使った「サケのポテトグラタン風」と、丈夫な骨を作るビタミンKが豊富なブロッコリーを使った「ブロッコリーとひじきのサラダ」。「サケのポテトグラタン風」は、ジャガイモ、タマネギ、マイタケといった手に入りやすい野菜をたっぷり使った。倉嶋管理栄養士は、「サケ(魚類)やマイタケ(きのこ類)は、カルシウムを多く含む乳製品と一緒に調理すると、効率よくビタミンDを摂取できる」と説明した。
「ブロッコリーとひじきのサラダ」には、ミネラルや食物繊維を多く含むヒジキを使い、マヨネーズとマスタードで味付けし、タンパク質としてゆで卵を添えた。
参加者は「とてもおいしくできた」「サケの調理方法を新たに知ることができた」「グラタンの材料を変えて作ってみたい」と話した。

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