色付き注視を

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営農技術員の説明を聞く生産者ら

JA塩尻市果実常任委員会りんご部会は10月29日、桔梗ケ原果実共選所で、「ふじ」の目ぞろい会を開いた。53人の生産者が集まり、出荷規格や出荷時の注意点などを確認した。
9月の台風による果実の落下や擦れ傷、果樹棚の倒伏などの被害が見られたが、糖度や熟度の進み具合は順調。10月31日から荷受けを始め、1日に選果が始まった。出荷は11月いっぱいを予定している。
営農技術員は、特別集荷のオープン段ボール対応について規格の変更を説明した。出荷規格については、現物を見ながら擦れやさびや、加工に向けるものなどの基準を確認した。
営農技術員は「今年は例年より1週間ほど生育は早いが、取り遅れないようにしてほしい。しっかりと着色したものから収穫してほしい」と呼び掛けた。
川上今朝弘部会長は「玉伸びがよく品質も高いが、台風の影響で擦れが目立つ。これからの気候に注意して色付きを見たい」と話した。
管内の「ふじ」は主に徳島県を中心に出荷。数量は4000ケース(1ケース10キロ)を予定している。

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