住民にも魅力PR

JA大北は26日、大町市の本所会館で、管内の農畜産物と農産加工品の見本市を開く。宿泊業関係者を対象に昨年初めて開き、好評だったことから今年は地域住民ら一般客も対象にする。約200品をそろえ、地元農畜産物の魅力をアピールする。
管内には、スキー場や温泉などがあり、国内外から多くの観光客が訪れる。見本市は、宿泊施設や飲食店に地元産品の利用を促し、農家所得向上と、観光の活性化に貢献する狙いで始まった。
昨年11月に開いた第1回の見本市には、宿泊業関係者100人ほどが参加。JAが扱う農産物や加工品、米粉のうどん・ラーメン・パスタをはじめとした加工品、JA女性部が作った郷土食などに注目が集まった。参加者からは「今後も継続して開いてほしい」という声が寄せられていた。
今年は、宿泊業関係者だけではなく地域住民なども対象にして、展示品の販売も行う。当日は、JAオリジナル商品、女性部10支部が作った大北産米100%の米粉を使ったすいとん、松川村産黒豆を使ったきび団子などを並べる。行政と連携して取り組む「北アルプス山麓ブランド」の登録商品、姉妹提携先の静岡県のJAしみずの農産物・海産物なども展示する。
JAは「農業と観光を基本に事業に取り組んでいる。地域で生産している農畜産物を地域住民や宿泊業を営む皆さんに知っていただき、活用する機会になればうれしい」としている。

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