筋肉量低下を防ぐ

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筋肉量低下の予防について学ぶ参加者

JA長野厚生連長野松代総合病院は10月上旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。住民ら約25人が参加。倉嶋麻衣管理栄養士が「サルコペニア・フレイルを予防しよう」と題し、加齢に伴う筋肉量の減少や心身の活力低下の予防を栄養面から解説した。
加齢による筋肉量が減少する「サルコペニア」や、心身の活力が低下する「フレイル」になると、運動不足や食欲の低下が起こる。これにより、一層の筋肉量の減少や心身の活力低下を引き起こし、悪循環に陥る。倉嶋管理栄養士は、これらの予防法として「『よく食べること』『よく動くこと』『外出・人との交流』がポイント」と解説した。特に、予防のための食事は「主食、主菜、副菜をバランスよく食べることが大切。体に必要不可欠なタンパク質、ビタミン、ミネラルを取る工夫も必要」と説明。参加者は「栄養素について学べた」「日常生活で実践したい」と話した。
次回は、同病院の管理栄養士が考えたメニューを実際に調理し、栄養バランスについて学ぶ。

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