講演する酒井孝子訪問看護師
JA長野厚生連長野松代総合病院は、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約30人が参加した。
同病院の酒井孝子訪問看護師が「在宅介護の実際~認知症の方、身体が不自由な方に寄り添って」と題し、訪問看護と在宅介護について自身の経験を含めて講義をした。
自宅で生活しやすいように家具の配置を変えたり、介護施設のサービスや福祉用具を工夫したりして利用するなど、家庭の事情に合わせて家族と住み慣れた自宅で過ごす人の一例を紹介。家族や病院、ケアマネジャーと話し合い、適切なサービスを利用し「近所で互いに気に掛け合うなど、地域のサポートも大切」と話した。
教室は、介護に関する知識習得や高齢者が可能な限り要介護認定を受けず、健康で生き生きとした生活を送ることを目指し、毎年全12回開く。