講演する柴田昭夫代表
JA長野中央会は7日、安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツで、非常勤役員研修(前期)を開いた。県内のJAから非常勤役員約320人が参加。JAを取り巻く経営環境の変化を認識し、地域農業の振興に向けJA役員が果たす役割や機能発揮の重要性について学ぶことが目的。
今回は、「(JAの)自己改革」をテーマに、先進的実践者などの事例からJA組織の創造的自己改革の実現に向け、今後の事業・活動への展開方策について検討した。
広島県JA三次の村上光雄前組合長が「私たちのJA自己改革と新たな協同組合そして役職員の役割」と題し講演した。今日のJAを取り巻く諸情勢や戦後の農政・農協の総括、JAの歩むべき方向や新たな協同活動の展開について提言した。また、非常勤役員への期待では「リーダーは組合という『たいまつ』を持って、方向を見極め、皆と一緒に進め」と激励した。
資源・食糧問題研究所の柴田昭夫代表が「国際的な食糧状況下における日本の農業協同組合の役割について」講演した。