畜魂祭で黙とう、生命尊さ再確認

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畜魂碑に祈りをささげる生産者ら

JA塩尻市畜産部会は高ボッチ高原牧場で畜魂祭を開き、生産者やJA職員、市の農政課、獣医ら10人が参加した。牧場入口に設けた畜魂碑に花やリンゴなどを供え家畜に感謝の気持ちを表した。参加者は黙とうを捧げ農協牛乳で献杯した。
畜魂祭は、家畜のいる家庭で馬や牛などの家畜が死んだ時に祭ったことが始まりとされ、昔は崖から落ちた馬なども祭っていた。
同市の畜産業は少数ではあるが、毎年十数頭の牛が同牧場に夏の間放牧されている。
同市農政課の担当者は「畜産業発展は家畜の尊い命の上に成り立っていることを忘れてはいけない。生命の尊さを再確認し家畜たちの霊魂を慰め冥福を祈りたい」と述べた。

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