人工関節の患者ら、講演会で親睦

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講演する齋藤知之歯科医師

JA長野厚生連長野松代総合病院は7月中旬、同病院で人工関節手術を受けた患者が集う「人工関節とともにいきいきと生活する会」の講演会と親睦会を開いた。長野市のロイヤルホテル長野で患者やその家族ら約200人が参加。14回目。
同病院歯科口腔(こうくう)外科部長の齋藤知之歯科医師が「口腔ケアと全身疾患~口のなかの細菌と病気の関わり」と題し講演をした。口の中の細菌は、脳血管疾患や心疾患、糖尿病、認知症などのあらゆる全身疾患の原因になるといわれている。
齋藤歯科医師は、生活習慣病を防ぎ健康寿命を延ばすために「口の中を常に清潔に保つ毎日の口腔ケアが重要」と話した。この他、喫煙や飲酒などの強い刺激によって発生する口の中や舌の病気についても解説した。
同病院リハビリテーション部の理学療法士が、唾液の分泌を促す口の体操を紹介した。また、術後の生活について整形外科医師が解説するコーナーも設けた。
親睦会では、参加者が整形外科医師に質問をしたり、看護師や理学療法士らと退院後の生活について語り合ったりして交流を深めた。

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