認知症の症状学ぶ

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真剣に講師の話を聞く参加者

JA長野厚生連長野松代総合病院は7月中旬、長野市の松代公民館で第4回介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約35人が参加。
同病院の舩田知里認知症看護認定看護師が「認知症ってなんだろう」をテーマに、認知症の種類と特徴的な症状、認知症の人とのコミュニケーションについて講義をした。「認知症は進行すると言葉での感情表現が難しくなる。認知症の人と接する際は、言動を否定せず、簡潔にわかりやすい言葉で、柔らかな表情や身ぶりを交えて話すことが大切」と説明した。
また、認知症予防のための生活習慣として、有酸素運動や社会との交流を生活に積極的に取り入れ、趣味を持つなど脳への刺激を与えることをポイントとして挙げた。舩田看護師は「家族が認知症になっても一人で悩まず、まずはかかりつけ医に相談を」と強調した。
教室は、介護に関する知識習得や高齢者が可能な限り要介護認定を受けず健康で生き生きとした生活を送ることを目指し、毎年全12回開く。

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