健康寿命延ばそう、フレイル予防講義

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生活習慣病などの予防について話す角澤保健師

JA長野厚生連長野松代総合病院は6月中旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約40人が参加した。 
同病院健康管理部の角澤明日香保健師が「健康寿命を延ばそう」をテーマに、加齢による筋力低下や心身の活力低下である「フレイル」や生活習慣病、これらの予防方法について講義した。
フレイルは、健康な状態と介護が必要な状態の中間を指す。社会との交流の欠如、栄養状態の低下、体力の低下などが原因とされる。これらを予防するには「適度な運動(有酸素運動)」「バランスの良い食事」「口腔(こうくう)環境を整える」「禁煙」「社会交流」などがポイント。
また、日常生活で実践できる運動として、足腰を鍛えるスクワットやバランス運動、口腔(こうくう)内環境を整える顔の運動などを紹介し、体験した。角澤保健師は「日常生活に、ぜひ取り入れてほしい」と話した。
教室は、介護に関する知識習得や、高齢者が可能な限り要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、毎年全12回開く。

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