生涯現役めざそう

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講義をする滝澤社会福祉士

JA長野厚生連長野松代総合病院は5月下旬、長野市の松代公民館で介護者・介護予防教室を開いた。地域住民ら約45人が参加。
同病院地域医療連携課の滝澤秀敏社会福祉士が「最高の人生の終わり方~ピンピンコロリで生涯現役!」をテーマに、人生の総まとめを迎える心構えや準備などについて講義した。介護を受けずに健康でいられる「健康寿命」を延ばすには、「食事」「運動」「積極的な社会参加」の三つを心掛けることを提言。これらのサポートをしている長野市の事業やサービス、相談先を紹介した。
また在宅医療について、在宅でのみとりを再現した寸劇のビデオを視聴し、自宅で最期を迎える準備についても話した。滝澤社会福祉士は「理想的な最期を迎えるためには、早めに家族と話し合い、エンディングノートや公的な遺言書を利用する。『死』を身近なものと考えて『生』に感謝しながら残りの人生を生きることが大切」と強調した。
同教室は、介護に関する知識習得や、高齢者が可能な限り要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、毎年全12回開く。

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