柿下さん(天龍村)2年連続

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慎重に評価する審査員

長野県茶振興協議会はこのほど、県内で今季生産された茶の品質を競う「第45回県茶の共進会」を南木曽町で開いた。飯田下伊那地域の28点と木曽地域の6点の計34点が出品され、最優秀賞の県知事賞には、昨年に続き天龍村の柿下忠雄さんが選ばれた。
共進会はこれまで、高森町の県南信農業試験場で開いていたが、昨年から産地開催となり、木曽地域での開催は初めて。試験場の木原宏場長を審査長に、茶業コンサルタントの増澤武雄さんら9人が審査員を務めた。出品された茶葉の品種は全て「やぶきた」。茶葉の外観審査や、香りや水色、滋味(甘味や渋味)を評価し、総合点で各賞を選んだ。
増澤さんは「今回はかなり良い茶葉が出品された。傾斜地で管理条件の悪い環境の中でも茶園の管理がよくなっている。県知事賞受賞の茶葉は、味、香り、外観が全てよかった」と話した。
30日に大桑村の道の駅大桑で共進会受賞茶と県産茶の試飲、販売会や受賞茶葉の展示会を予定している。
県知事賞以外の受賞者は次の通り。
▽1等賞=松長力男(飯田市南信濃)小林政幸(阿南町)▽2等賞=大平登(天龍村)中島修三(阿南町)赤谷敬一(飯田市南信濃)▽3等賞=仲山兵典(飯田市南信濃)村沢徹(同)原田幸文(天龍村)遠山孝夫(飯田市南信濃)▽努力賞=小幡忠實(南木曽町)▽特別賞=下伊那農業高校(飯田市)

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