かりっふわっ 灰焼きおやき人気

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おやきの具を包む同工房のメンバー

生坂村で地域活性化に取り組む住民らでつくる「生坂こなもん工房」が手掛ける、地粉を使った商品が好評だ。同工房の手作り釜で、名物の灰焼きおやきを焼き上げて販売。リピーターが多く、月2回の販売日にはすぐ売り切れてしまうほどの人気ぶりだ。
同工房は4年前、50~80代の地域住民約30人で発足。県の「地域発元気づくり支援金」と村の「絆づくり支援金」を活用して旧商工会館を改修し、加工場を整備した。
シイタケの原木や松枯れの木など山林を整備する「上生坂夢の里山の会」が同工房の母体。山林整備で伐採した間伐材を、まきとして活用しながら6次産業化を進める。灰焼きおやきを中心に地粉を使った食文化を村内外に発信し、同村の活性化や地域交流につなげていこうと活動する。
名物の灰焼きおやきは、灰の中でじっくりと蒸しながら焼き上げて作る。外はかりっと中はふわっとした食感で、かめばかむほど味が出る。地粉と地元農産物を使い、具材にナスや野菜ミックスなどを用意。
毎月第2、第4土曜日に同工房で販売する他、安曇野市のJA松本ハイランド農産物直売所「ファーマーズガーデンあかしな」でも100~200個を販売する。
同工房の降旗政弘会長は「メンバーを増やし、販売日をもっと増やしたい。作業を通じて地域住民のつながりをさらに深めていきたい」と抱負を語った。

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