リンゴ贈り支援 今年も

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直売所でリンゴの発送作業をするメンバーら

長野市の民謡グループ「謙竹会」は、東日本大震災の被災地へリンゴを贈る支援活動「りんごプロジェクト」を続けている。活動に共感したJAながの「うえまつ農産物直売所」の出荷者がリンゴを提供。岩手県大槌町の福祉施設や仮設住宅などへ届けている。14日には、長野市の同直売所で、メンバーらがリンゴの箱詰め作業をした。
生産者で同会に所属する田畑寛善さん(76)が直売所出荷者にリンゴの提供を呼び掛けたことをきっかけに、同直売所が協力。今回はリンゴ約200キロを同会の手紙も添えて発送した。田畑さんは「直売所の出荷者の方々に協力いただいたおかげで今年も無事リンゴを届けることができ、ありがたい」と喜びを語った。
大槌町の社会福祉協議会や老人ホームから手紙が届いたり、地元で水揚げされたサンマやワカメが贈られたりするなど、交流が深まっている。同会を主宰する山本謙竹さん(72)は「復興はまだ途中。私たちができる支援を続け、活動していきたい」と話す。

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