地域の実態共有、作物別分科会も

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意見交換会の様子

JA長野県青年部協議会(県青協)は1日、JA全農長野との意見交換会をJA長野県ビルで開いた。地域農業の担い手のJA青年部員の「思い」や「地域の実態」を全農長野の役職員と共有することを目的に行っている。県青協役員や全農長野役職員ら45人が出席した。
今年度は「自分の農業経営に関する問題点と課題」をテーマに、参加者が作物別に分かれ、分科会を行った。果樹や水田、野菜花き、畜産、きのこの5分野の栽培作物などに対する技術の向上やブランド戦略について具体的な提案や、地域農業を発展させるための活発な意見交換をした。
水田の分科会では「価格安定には全農や市町村による生産量を守ることが大事。過剰生産にならず単価も上がる」、畜酪では「廃業した施設などを紹介してほしい。生産の足場固めに、やる気のある生産者や担い手に個別支援願う」、きのこでは「10年、20年先、生産を続けるには価格安定が重要。きのこの機能性を前面に出すなどこだわった生産で有利販売につなげたい」などの意見が出た。
県青協の小木曽章治会長は「有意義な交換会ができた。生産者にとって全農長野との関係は大事。各地域から集まることで、他産地の情報を知ることができる。地元の部員にも伝えてほしい」と話した。

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