鏡餅生産ピーク、年末まで1万個目標

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鏡餅作りがピークを迎えている加工センターの作業

長野県飯島町で餅の加工販売を行う「農事組合法人いつわ」で、正月飾りに欠かせない鏡餅の生産がピークを迎えている。JA上伊那の飯島餅加工施設では、同法人の従業員約15人が連日作業に追われている。大きさは手のひらサイズの1号から特注の100号まで大小さまざまで、1万個の生産を目標に年末まで作業が続く予定だ。
6次産業化に取り組む同法人は、もち米の生産から収穫、製造、販売まで全てを手掛けている。品種は「わたぼうし」で、今年は同町の約10ヘクタールでおよそ50トンを収穫。きね式の餅つき機を使うことで、粘りが強くきめ細かな餅に仕上がるという。
同法人代表の林英彦さん(73)は「今年は気温が低く、餅が固まりやすいので作業効率が良く、形も安定し品質も良好。ぜひ、多くの人に飾っておいしく食べてほしい」と笑顔で話した。鏡餅は、JA直売所やA・コープ店などで販売中。他にも通常の切り餅や、大豆や黒豆などが入ったかまぼこ形の「ゆきわもち」なども販売している。もち米の持ち込みによる委託加工も受け付けている。

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