職員ら災害復旧支援、台風18号被害農家で

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被害を受けた園地で支援作業をするJA職員

JAみなみ信州は5日、9月18日未明に最接近した台風18号で大きな被害を受けた飯田市の二つのリンゴ園地で、復旧支援をした。JAの各部、各支所職員の他、近隣の生産者、安曇野市のリンゴ農家、JA全農長野、JA上伊那、県南信州農業改良普及センターなどの職員も参加し、約100人が復旧作業に当たった。
50メートルほど離れたこの二つの園地では、リンゴの高密植栽培をしていて、台風による強風で、木がトレリスごと倒れる被害が発生。合わせて約1ヘクタールの園地で、倒伏した木からの収穫、倒木の撤去、倒壊したトレリスの復旧作業を行った。
園主と知り合いという安曇野市の農家は、ショベルカーを持参し、倒壊したトレリスを復旧した。収穫は倒れた木に実ったままになっていたリンゴの状態を確認しながら、加工用に収穫した。
園主は「自分たちだけで作業したら、いつまでかかるか不安だった。大勢の方に手伝ってもらい、助かった。またリンゴ作りに励んでいきたい」とあいさつした。
参加したJAみなみ信州の職員は「作業が終わった後の園主の笑顔がとても印象に残った。少しでも力になれ、参加してよかった」と話した。

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