女性役員、感性発揮を

JA長野中央会はこのほど、諏訪市でJA長野県女性役員研修・情報交換会を開いた。県内13JAの女性役員(理事・監事)44人が参加。役員としての経営感覚を養い、JA運営や活動の中で女性の感性と行動力を発揮するきっかけにしてもらうことが狙いで、毎年開いている。
今年度は、効果的に集団活動を促進するための自己分析の測定や傾聴力の実習を行った。また、活動の現状点検として、うまくいっていること、いっていないこと、課題などをグループで話し合い、情報を共有した。
JA長野中央会の武重正史参事は「元気な女性が多くなることがJAも地域も元気になる」と女性役員にエールを送った。参加者からは「自分の性格を強みとして捉え、今後に生かしていきたい」「共感すること、傾聴力の大切さを学んだ」「理事は、人間的パワーを発揮すればいいことが分かった」などの感想があった。
JA長野県は、2018年度までに女性の正組合員25%以上、総代20%以上、役員15%以上の数値目標を目指し、取り組みを進めている。その結果、女性の正組合員は21.2%(17年2月現在)で前年比0.4%増、叙せ総代は16.3%(17年6月現在)で同0.5%増、理事は14.3%(同)で同0.4%減となった。JA松本ハイランドは、県内JAの中で初めて女性の正組合員、総代、役員の全ての数値目標に達した。

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