加工場お披露目

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アンズ加工品の試食を楽しむ参加者

千曲市森の主婦7人でつくる「工房アプリコ」が、地元特産のアンズを原料にしたドライフルーツやジャムなどの加工品を発売した。森地区産のアンズだけを使い、「家庭秘伝のレシピ」で作る。JA施設を活用して加工場を整備し、関係者にお披露目した。
「あんずの里」として全国的にも有名な同地区の主婦は昔から、地元のアンズでたくさんのジャムなどを作っていたことから、地域の味を広めようと設立した。県や市の助成事業に採択され、JAちくま森店敷地内の空き施設を活用して加工場を整備、食品乾燥機を導入した。
加工品はそれぞれ最適な品種を選び、アンズの甘味と酸味を生かした。「平和丸」のジャム、「信山丸」のシロップ漬け、「信州大実」の「ドライあんず」の3商品を発売。保存料や着色料などの食品添加物を使わずに仕上げた。
加工施設のお披露目会では、同市の岡田昭雄市長やJAの岡田康専務らを来賓に迎え、関係者ら約50人が出席した。
工房アプリコの近藤美枝子代表は「一番の目的は、『あんずの里』を守る活動を次世代に引き継ぐこと。女性7人だけで立ち上げ、きょうの日を迎えられ、うれしく思う」とあいさつ。岡田市長は「地域の産業活性に一役買っていただき、地域産業として大きくなってほしい」と激励した。
商品の試食もあり、出席者から好評だった。今後は、ブドウや野菜などの加工品も手掛けて、商品の種類を増やしていきたい考えだ。
商品に関する問い合わせは工房アプリコ、(電)026(214)5058。

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