開所3周年 地域に定着、よりどころに

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地元住民らが集まり世間話などを楽しむ「夢ひろば」

JA北信州みゆきの施設を活用した、長野県木島平村大町地区の交流施設「寄らし・来らし 夢ひろば」が開所3周年を迎えた。JA女性部木島平支部の有志メンバーが主体となり運営。誰でも気軽にお茶を飲んで談話できる交流の場で、食品販売もあり、地域のよりどころとして地元住民に定着している。
夢ひろばは、JA支所や地区組合センターなどとして使われてきた施設を活用し、2013年7月に開所。食品は、菓子や調味料などをそろえる。
近隣には食料品を販売する店舗がないので、車の運転ができない高齢者らにも「助かる」と好評だ。
3周年を記念して、同施設で「軽トラ市」が開かれた。軽トラの荷台に並べた野菜や、郷土食の笹(ささ)ずし、食料品を販売した。甘酒の振る舞いもあり、多くの人たちでにぎわった。
室内では机を囲み、お茶を飲みながら世間話などに花を咲かせる姿も見られた。
施設は平日の午前10時~午後4時、有志13人のボランティアスタッフが数人ずつ交代で常駐し、交流の場や茶飲み場として利用できる。
開所当時は月100人ほどの来所者だったが、現在は月平均で370人。多い月は500人を上回るほどで、地域に根付いている。

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