JAちくま屋代支所は、特殊詐欺を未然に防いだとして、千曲警察署から感謝状を受けた。中山雄一郎署長が同支所を訪れ、宮嶋和義支所長に感謝状を手渡した。
同署によると、JAの支所窓口に来所した千曲市の70代の女性が、家の改修工事費用で130万円の預金を引き出したいと申し出た。随分と慌てた様子に不審を抱いた女性職員が、女性から詳しく事情を聞くと「孫からコンビニで財布や携帯、仕事で使うお金の入ったかばんを落としたと連絡があった」などと話し、特殊詐欺の疑いを感じ、警察に通報。被害を未然に防いだ。
宮嶋支所長は「JA管内でも多くの特殊詐欺事例がある。日頃から支所全体でコミュニケーションを密にし、今後も積極的な声掛けなど、注意喚起に努めていきたい」と話す。