遊休農地活用し野菜栽培

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ズッキーニを収穫するアグリみゆきの従業員ら

JA北信州みゆきの子会社、(株)アグリみゆきは、今年で設立3年目で、毎年栽培品目と面積を増やしている。遊休農地を活用して、野菜を中心に栽培。今年は約2.5ヘクタールに、キュウリやズッキーニなど10品目を栽培予定。ニーズのある作物の生産拡大や雇用の創出などに確実に成果を挙げている。
同社は、新規就農者の支援や遊休農地の利活用を通じた農業振興と地域活性化を目的に、2014年3月に設立した。12~2月の冬季を除き、5人ほどの従業員が圃場(ほじょう)を管理。栽培品目によって収穫最盛期に10人余りの従業員を季節限定で雇用している。従業員の年齢は20~60代と幅が広い。圃場は飯山市常盤地区と瑞穂地区が中心で遊休農地だった場所などが多い。
設立1年目は全体で約1ヘクタールにキュウリ、ズッキーニなど5品目ほどを栽培。今年はキュウリ、ズッキーニの他、アスパラガス、加工用ホウレンソウ、野沢菜など10品目を栽培する予定。地元の酒店と契約し、かす漬け用の白ウリも昨年から栽培を始めた。
現在は、ズッキーニの収穫最盛期を迎え、従業員が作業に汗を流している。
今後は新規就農者の育成、JAと連携した品目開発や作型試験などの取り組みを進める予定だ。

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