スモモ販売額1億700万円、過去最高めざす

JA北信州みゆきスモモ部会は、中野市のJA南部支所でスモモ生産販売大会を開いた。出荷時期を前に、生育状況や今後の栽培方針を確認、生産販売計画などを話し合った他、市場との意見交換もした。取引先市場の担当者と部会員、JA役職員ら60人が出席した。
同部会は2016年度販売額として、日本スモモで前年比9%増の1億700万円、プルーンで同10%増の1700万円を目指す。達成すればいずれも過去最高。
今冬は積雪が少なく、3月末から4月上旬まで気温が高い日が続いた影響で、生育が前進し、開花や満開期は例年より9日早かった。生育調査記録が始まって以来、最も生育が早く、「大石早生」は19日ごろの出荷開始を見込む。
「大石早生」は省力栽培型の品種として振興し、JA管内の品種割合の半分以上を占める。市場関係者との意見交換では「大石中生」も加えたリレーが話題に上った。
部会から「出荷後半も売り場が維持できるなら、当産地で大石中生を増やし、販売期間を長くするのはどうか」と提案。市場関係者は「売りやすく、リレーができる。産地の特徴である高い品質が維持できるなら、後半まで勝負できる」と応じた。
部会員は現在166人。6月下旬出荷の「大石早生」から始まり、「紅りょうぜん」「ソルダム」など十数種類の品種で、10月下旬まで出荷が続く。

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