農業入門開講、販売まで学習

「農業入門開講、販売まで学習」の画像
木曽地域農業入門講座の出席者

JA木曽や木曽農業改良普及センター、郡内各町村などでつくる木曽地域就農促進プロジェクト推進協議会は、2016年度の木曽地域農業入門講座開講式を木曽町の木曽合同庁舎で開いた。定年退職者や主婦、新規就農者ら14人が出席した。
入門講座は13年度から開いている。今年は、サヤインゲンの栽培などを開田高原西野にある(株)JAファームきその畑などで実習し、収穫・出荷して現金収入を得るまでを学ぶ。その他の品目も既受講生の畑を視察しながら、研修を受ける。
普及センターの松下勇次所長は「農地が少ないことを逆手に取った作物を栽培し、出荷して現金化するまで実習する」とあいさつ。JA農業生活部の古畑貴史次長は「インゲンは市場性の高い品目の一つ。選別や箱詰めの手間はあるが、その手間がお金になる。挑戦してほしい」と話した。
木祖村の田中みち子さん(65)は「夫と一緒に3年前からインゲンを作っている。出来が悪かったときもあり、一から基礎を学びたい」と語った。

MENU