長野で農機安全講習-新規就農者へ、基礎から説明

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スピードスプレヤーの安全な使い方などの説明を聞く参加者

JA須高は長野改良普及センターの協力で、ニューファーマー(新規就農者)を対象に農業機械の簡易整備と安全講習会を須坂市で開いた。農業機械の安全な使い方をはじめ、県内で発生した農作業事故事例、事故を回避するために心掛ける点について説明した。新規就農者20人ほどが参加した。
普及センターの古畠修一係長から、農作業時の服装や脚立の使い方など基本的な話を聞いた。元三菱農業機械の浅地都嘉さんを講師に、実際にスピードスプレヤーを使いながら簡易整備や安全な使い方を学んだ。農作業事故を回避するためには、場所や作業内容を家族に知らせることや時間に余裕をもって農作業に当たること、休息を取ることなどが挙げられた。
2015年度の県内農作業死亡事故では、作業中に運転操作を誤り、トラクターや乗用草刈機の下敷きになったケースが多い。参加者は「農繁期前に正しい知識を身に付け、安全に農作業を行っていきたい」と話した。

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