JA直売所 売り上げ好調-過去最高2億8062万円に、品ぞろえが評判

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会員ら約100人が集まった定期総会

JA北信州みゆきが飯山市常盤地区で運営する直売所「千曲川」の2015年度売上高は、前年比6.9%増で、過去最高の2億8062万円に達した。レジ通過人数をまとめた来場者数も24万4766人と、前年を1万5832人上回った。客層の中心は観光客や地域住民。冬場でも豊富な品ぞろえが評判で、リピーター(再来訪者)も多い。
同直売所は開店から15年目。5年前と比較すると売上高は約7000万円増、来場者数は約3万8000人増と好調で、毎年着実に売上高を伸ばし続けている。
JA管内の578人の会員が野菜や米、きのこ、果実の他、農産加工品を出荷。希望する会員には販売状況をメールで1日4回配信し、売れ行きに合わせて、速やかに農産物を補充できる体制を取る。野沢温泉や飯山市内の観光コースの一つとなり、農産物を購入したり、隣接する「道の駅花の駅千曲川」で食事や土産探しを楽しむ観光客でにぎわう。
JA管内は豪雪地帯で、冬季の生産物は限られるが、地元産の雪下キャベツやきのこ、米、加工品に加えて、沖縄県のJAおきなわ愛知県のJAなごやなど、県内外のJAから青果物を取り寄せる「JA間交流コーナー」を設け、品ぞろえを通年充実させている。現在は地元産の雪下ニンジン、とう立ち菜、5月からはアスパラガスが並ぶ。
定期総会には会員ら約100人が集まり、事業報告や次年度の計画を可決した。16年度は販売額3億円を目指す。

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