インゲン増産へ、栽培の要点確認

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生産者35人が出席したインゲン講習会

JA木曽とJA野菜生産部会は、今年のインゲン栽培に向けた講習会を伊那市で開いた。管内を大きく2班に分けて開くもので、今回は4地区の生産者35人が出席。残り5地区は24日に開く予定だ。
JAの田屋万芳専務はあいさつで、「インゲンの消費需要は高く、市場からの出荷増量の要望に応えるため、一戸でも一人でも多くインゲンを作る仲間づくりをしながら、生産量を増やしていきたい」と話した。
2015年度の生産販売経過と16年度の生産計画について担当が説明。その後、JAの奥原辰男営農技術員を講師に栽培講習会を行った。特に、収量を高めるに当たって、土づくりから収穫までに至る作業のポイントを熱心に学んだ。栽培日誌の記入や野菜GAP(農業生産工程管理)の取り組みも報告し、生産者への理解を求めた。
JAの15年度のインゲンは、出荷当初から順調に販売金額を伸ばし、9月中旬まで1ケース(2キロ)平均2000~3000円と高単価で推移した。市場からも品質が良いと高い評価を得ている。次年度の販売計画では、引き続き生産戸数と面積の拡大を図り、有利販売に努める。

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