栽培講習会に出席する生産希望者やJA職員ら
JA北信州みゆきは2016年度から2年間、白ネギの栽培試験を行う。地域の栽培体系の確立と品種の選定を進め、産地化につなげる。
新規栽培者を対象に開いた栽培講習会では、JAの担当者が栽培方法などを説明した。白ネギは関東地方を中心に全国的に広く栽培されるが、同JAでは現在、2市3村の管内のうち一部地域で生産・出荷しているだけだ。販路拡大が見込まれる他、10月に出荷最盛期を迎えるため稲刈り後の収入源となる。
栽培試験では、地域に適する品種を選定し、栽培者拡大を図り早期産地化を目指す。JA独自の栽培マニュアルに基づき、適正な農薬や栽培管理の下、安全・安心な白ネギを栽培する。
JAが育苗し、生産者は定植から収獲を担う。販売ではJAが共選出荷体制を取る。Eメール(パソコン・携帯電話・スマートフォン)やファクスを使用した情報ツールを利用し、生産者との間で栽培や販売に関する情報の早期把握と共有を行う。