東京の市場視察、卸業者らと懇談

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各地から出荷された花や着荷状況を見学する部会員

JA木曽花卉(かき)生産部会は、花の品目検討と市場の現状把握のため東京・大田花き市場を見学した。部会員と職員9人が、日曜日の夕方に各地の切り花、花木などの着荷状況を見学し、翌月曜日には午前5時30分ごろからせりを視察した。
木曽からユリやトルコギキョウ、ヒペリカムなどの品目を出荷している部会員が、熱心に市場担当者から説明を受けて質問もした。
(株)大田花きの担当者やJA全農長野東京事務所と流通業界の現状、木曽への要望などの懇談会を行った。緑地が減っている都会では枝物の需要が増えているという話があり、具体的にはブルーベリーやラベンダー、ハナリョウブなどを木曽から出荷してもらいたいとの提案があった。
木曽南部の花卉部会ではシャクヤクの栽培を計画しているが、同行した田中芳男営農技術員は「木曽ではまだまだ出荷すればお金になる品目が多いということを認識させられた」と話した。
初めて大田花き市場を訪れた部会員の倉上邦子さんは、花木への関心が高まっていること、自分の山に生えているユキヤナギやマンサクといった品目が出荷されていることに興味を持っていた。また、「トルコギキョウの出荷量を伸ばしたいが、ラベンダーやコスモスの栽培にも挑戦してみたい」などと抱負を語った。

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