郷土料理作ろう-JA北信州みゆき女性大学

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「笹寿司」に具材を盛り付ける受講生

JA北信州みゆき女性大学はこのほど、第8回の講義「北信地方に伝わる郷土料理教室」を開き、受講生7人が参加した。飯山市で、郷土食の研究や発信、食育に取り組む「いいやま食文化の会」の講師2人から、作り方と郷土食の歴史を学んだ。
「笹寿司(ささずし)」と、ジャガイモを酢と油で炒めたもので食感が特徴の「いもなます」、海草のえご草を煮溶かしてから冷やし固める「えご」の3品の郷土食を調理した。
「笹寿司」は同市富倉地区が発祥といわれ、上杉謙信の軍に振る舞われたことから、別名「謙信寿司」とも呼ばれている。ササの上に盛った酢飯にぜんまいやクルミなどの具材を載せたすしで、地元では祭りや冠婚葬祭などの集まりごとに振る舞われることが多い。
「北信地区外から嫁いできて、初めて地域の郷土食を知った」という受講生もいた。
同大学はこれまでに健康講話やわら細工、スイーツ作りなどの講義を開いてきた。次回は修了式をJA本所で開く予定。

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