4支会合同で栽培講演会

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講演する久保田敏夫さん

長野県果樹研究会は、4支会(更級支会・西部支会・坂城支会・上山田支会)合同講演会を千曲市上山田で開いた。2016年度に向け、より良い果樹栽培を学ぼうと約50人が参加した。
昨年度まで同会指導部長を務めていた久保田敏夫さんが、「りんご・ぶどう栽培において儲(もう)かる栽培方法」題して講演した。
ブドウでは、皮ごと・種なしが抜群の人気になっている消費者動向を示し、今後は産地間競争が予想されるため品質確保が重要だと話した。高品質で分かりやすい樹形として、ロケット式一文字整枝を紹介し、特徴や樹形の目安を説明した。
リンゴでは、県果樹試験場が育成した早生の新品種「長果25(シナノリップ)」や青森県で育成した「恋空」、赤果肉系品種を紹介した。
久保田さんは「新しい品種・栽培を始めると圃場(ほじょう)に行くのが楽しみになる。新しいものを取り入れ刺激を受けながら、楽しんでいただきたい」と呼び掛けた。出席者を代表して上山田支会の鹿田龍太郎支会長は「講演を参考に来年度も良いものを作っていきたい」と述べた。

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