食農教育に貢献、次期は県内19校

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基金から支援を受けて田植えをする小学生

JA長野信連は、「公益信託JA長野信連自然ふれあい教育振興基金」を通じて、子どもの農業体験や自然観察、動物飼育、学校の農園・花壇・施設整備などを支援している。
基金は同連の創立50周年を記念して1998年に設立、運用を始めた。以来、自然との触れ合いによる豊かな人間形成を目的とし、県内の小学校や特別支援学校の児童や生徒が自然、環境への理解を深める活動に対して助成を行ってきた。
これまでの交付回数は17回を数え、学校で取り組む米や野菜の栽培に必要な費用、野鳥や動物の観察費用など、県内の延べ282校へ約9100万円を助成している。
19日には、19回目となる同基金運営委員会をJA長野県ビルで開き、18回目の助成先の選定について議論し、県内の19校を対象に約530万円の助成を決定した。
同連の金子保総務部長は「現在の助成金利用校は県内小学校で約67%、特別支援学校については100%となっているが、今後は全ての小学校に利用してもらえるよう基金を運営していきたい」と、小学校などの助成金の積極的な利用に期待を寄せる。

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