知って食べて、県産小麦PR

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手打ちうどん講習会で「信州の夢」認定のうどん作りに挑戦する参加者

県産小麦をPRする「信州粉もん祭り」が、千曲市のJAちくま本所で開かれた。おやき、麺、パンなどの「粉もん」料理や商品を知って、味わってもらうことで県産小麦の消費拡大を目指すイベント。4回目。
地粉を使用したおやきやパン、麺など地粉商品販売の他、料理研究家の横山タカ子さんの粉物メニュー講演会・試食会が行われた。同県で開発された小麦「ユメセイキ」を使った「信州の夢」うどん認定のうどん食堂が開設され、おにかけうどんが用意された。手打ちうどん講習会では女性グループ「手づくり工房夢麺(ゆーめん)」が、千曲市産「ユメセイキ」を使って指導した。
小諸市から家族で訪れ、おにかけうどんを味わった岩下杏さん(10)と栞さん(7)は「うどんにコシがあり、とてもおいしかった。おやきや薄焼き、パンなど粉もん料理は大好き」と笑顔を見せた。
県製粉協会会長を務める柄木田豊社長は「長野県には昔から家庭の中に粉物料理があり、粉もん文化が根付いている。見て、食べて、体験してもらい、粉もん文化を継承できるようにしたい」と話した。
長野県の小麦生産量は約7000トン。都道府県別の消費量が13年は全国1位、14年は奈良県に次ぐ2位で、各地に粉もんの食文化がある。

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