「ふじ」祭り、地域に定着

JA北信州みゆきとJAりんご部会はこのほど、中野市上今井地区のJA果実共選所で第9回りんご「ふじ」祭りを開いた。贈答用や自家用の「ふじ」の他、黄色系「シナノゴールド」を販売し、総販売量1万6000キロ(前年比110%)を売り上げた。
今年の「ふじ」は昨年い比べて1週間早く開花したため、成熟も早まり味が乗り、果実肥大も良好だ。会場ではふじ贈答用1箱5キロ・10キロ、自家用1箱18キロを販売。祭りが地域に定着してきたことに加え、県外からのリピーター(再来訪者)も多く、JAがスモモなどの夏果実の販売促進活動と一緒に祭りのPRを続けてきたことが、販売量増加につながった。
自家用のお買い得コーナーでは、開会とともに多くの来場者が列をつくり、何箱も買い求める姿が多く見られた。同共選所でリンゴの生産指導と販売を担当する神田貴雄課長代理は「今年のリンゴは、9月以降の残暑がなかったため、成熟に拍車が掛かり上出来になっている。蜜がたっぷり入ったサンふじを味わってほしい」と来場者に売り込んでいた。
同共選所では、年明け1月中旬(自家用は2月)までサンふじを販売する予定。

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