木曽町福島の長野県中央家畜市場で開かれた12月の和子牛市場に364頭が上場され、取引価格が全体平均で1頭67万8448円（税別）と過去最高値を更新した。前回の10月市場を4万4886円上回り、前年同月と比べ11万6588円も上回った。
JA木曽によると、和牛繁殖農家の全国的な減少などから市場に出回る和子牛の頭数不足が続く中で、牛肉の最需要期である年末年始に向けて肉牛を出荷する肥育農家が空いた牛舎に入れる牛を購買する動きを強めていることが背景とみられる。
雌子牛は175頭が取引されて平均62万834円で前回比1万9151円高、去勢子牛は189頭で73万1794円で7万5729円高。去勢牛では1頭100万円を超す取引もあった。
せり前に行った子牛共進会の結果は次の通り。
去勢牛の部▽最優秀賞＝沢口勝（木曽町開田高原）▽優秀賞＝田中昭人（同）
雌牛の部▽最優秀賞＝伊藤太郎（川上村）