出品されたきのこを慎重に審査する審査員
JAちくまは、第24回JAちくまきのこ品評会を開いた。エノキタケ10点、ブナシメジ22点、ナメコ4点、参考出品としてヤマブシタケ4点の計40点が出品された。
同品評会は、生産者の技術向上と意欲の増進、消費拡大を目指し、毎年行われている。
品評会では、傘のそろいや形状、茎の長さや太さ、ボリューム感や色沢の他、各品種の固有の特徴などが慎重に審査された。エノキタケの最優秀賞に寺沢善和さん、ブナシメジの最優秀賞に小松亮さん、ナメコの優秀賞に宮原一拓さんが選ばれた。
審査員を務めた長野農業改良普及センターの山﨑憲章さんは「出品されたきのこはどれも良質で、レベルが高かった。きめ細かい管理がされ、丹精して育てられているのが感じられた」と話した。
また、出品物は千曲市内川のファーマーズマーケットパリオで一般公開され、展示即売会が行われた他、カナッペとみそ味・カレー味のきのこ汁が来店者に振る舞われた。
さらに、特大ブナシメジの重さ当てクイズやきのこのもぎ取り体験販売もした。市内から訪れた女性は「きのこはさまざまな料理に使えるので、とても重宝している。地元産のものは安心して使える」と話し、振る舞われたきのこ汁の作り方や各品種の特徴、違いの見分け方などを尋ねていた。