タマネギ苗定植、地域特産知ろう

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自分たちが種まきしたタマネギ苗を丁寧に植え付ける児童

千曲市の農家有志で作る戸倉たまねぎ祭り実行委員会と千曲市立五加小学校3年生60人は、児童が9月に種まきして30センチほどに育ったタマネギ苗8万3000本を同市内川にある25アールの畑に植えた。来年6月上旬に17.5トンの収獲を見込み、児童が学校給食で味わう他、「戸倉たまねぎ祭り」で活用する予定だ。
JAちくまの野沢仁美営農技術員から「根が大切なのでこすらないよう扱い、拳一つ分の間隔で植えてください」と説明を受けた後、小型管理機で作った畝溝に一本ずつ植え付けた。作業した倉科優美花さん(8)は「小さな種から苗になって不思議。栽培方法も初めて知った。収獲が楽しみ」と笑顔を見せた。
実行委員会の宮入眞徳さん(69)は「この事業も15年を迎えた。子どもたちに地域の特産を知り、味わってもらえている。地域の次世代の担い手を育てながら、地域農業の灯を消さないよう頑張りたい」と話した。

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