地元産のきのこが入った「千曲あんとろ」を味わう児童
千曲市の第2給食センターは、11月11日の「長野県きのこの日」に合わせ、市内の小学校4校と中学校1校の給食(約1850食)に、JAちくま産のブナシメジ、エノキタケ、ナメコなどを使った千曲市のB級グルメ「千曲あんとろ」を提供した。
今回はJA全農長野が企画し、同センターの江澤香栄養教諭と清水加奈子栄養教諭の協力を得て実現した。2人は「子どもたちに地元のおいしい食材を味わってもらいたい。地元産のきのこを使って、千曲市らしいものをメニューに取り入れたい」と考案。きのこの他、ナガイモやハクサイなど地元産の農産物もふんだんに使い完成させた。
この日はうどん風ソフト麺に、千曲あんとろを合わせた献立。給食の前にきのこの栽培や栄養などの説明を聞いた同市立五加小学校6年の高橋雅也君(11)は「きのこはよく食べる。食べやすくて、とてもおいしい。きのこ農家の人が時間を掛けて栽培していることが分かった。これからもいっぱい食べたい」と笑顔で話し、頬張っていた。
全農長野の担当は「今後も地域の野菜・きのこなどを積極的に給食の献立に取り入れてもらいたい」と期待している。