バッグを差し出すJA担当者と拳銃で威嚇する犯人役
JA北信州みゆきは、飯山警察署の協力を受けて、金融窓口に強盗が押し入った場合を想定した防犯訓練を、2ヵ所の支所を会場に実施した。JA中部支所(飯山市)では、同署の職員が本物さながらに強盗犯を演じ、金融窓口に現金を要求。支所職員が対応した。
金融窓口に強盗犯が押し入り拳銃で脅し、現金を要求する場面を設定。窓口担当者がバッグに模擬券の札束を用意し、強盗犯に渡した。逃走する犯人を3人の男性職員が追い掛け、カラーボールを投げ付けた。
強盗犯が現れて逃走するまで、わずか1分半。同署の職員は「検挙につなげるため犯人の特徴を覚え、警察官が駆け付けるまでの間に忘れないようメモをしよう」とアドバイスした。
対応した同支所の峰村正壽支所長は「万が一の事態に備え、役割分担やいつでも非常ボタンを押せる体制など、この訓練を通じ日頃から確認していきたい」と話した。