リレー出荷確認

JA全農長野は静岡県・長野県合同セルリー出荷調整会議を松本市で開き、円滑な産地リレーに向けて出荷計画などの情報を共有した。セルリー生産量は夏は長野県、冬は静岡県が全国トップ。会議では、主産地の両県が連携して切れ目なく出荷し、実需者と消費者に安定供給する態勢を確認した。
10月26日の会議には静岡県から浜松洋菜協議会と浜松洋菜セルリー共販幹事会の代表やJAとぴあ浜松、静岡経済連の担当者ら18人が出席。長野県からは松本洋菜部会とJA信州諏訪野菜専門委員会セルリー専門部会の代表、JAと全農長野の担当者20人が出席した。
会議前には松本地区の圃場(ほじょう)を視察し、栽培技術の情報交換を行うなど、両県の品質向上についても意見を交換した。
会議は毎年春と秋に1回ずつ、出荷する主産地が切り替わる時期に開き、生産安定と競争力ある産地づくりに向けた連携強化を確認している。また、両県は産地の切り替え時期に毎年共有のレシピを設定し、大消費地の量販店で店頭試食宣伝販売を実施。国産セルリーの消費拡大を図っている。

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