県産果実をPR、初の食育イベント

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リンゴとリンゴジュースの味を比べる参加者

JA全農長野は10日、名古屋市・東谷山フルーツパークで、果実の食育イベントを開いた。同パークは都市部での農業振興と自然教育を目的に、名古屋市が事業主体となって運営している農業公園。今回のイベントは「秋のフルーツフェア」の一環として、初めて企画したもの。ミニゲームやクイズを楽しみながら食べ物への関心を高めるとともに、長野県産果実の魅力を伝えた。
参加した親子41組133人は、梨「南水」としょうゆの糖度はどちらが高いか、というミニゲームに挑戦。実際に糖度を測り、しょうゆは「南水」の2倍の糖度があることを知ると、参加者から驚きの声が上がった。果実には、それぞれに適した糖度があること、塩味などで甘味を感じなくなることを体感した。
クイズでは「リンゴの密は、どうしてできるのか」「ブドウに付いている白い粉は何か」など、消費者の疑問がクイズで出題され、参加家族はメモを取りながら、答えの説明を聞いていた。名古屋市から4人で参加した親子は「知っているようで知らないことがたくさんあり"へぇ~"が止まらなかった」と、果実への理解を深めていた。
名古屋販売事務所の担当者は「産地と消費地の交流を通じて、果実をはじめ県産農産物と産地としての長野県に興味を持ってもらい、販売につなげたい」と話し、初めてのイベントに手応えを感じていた。

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