29日から出荷が始まったサンふじの選果
リンゴの主役「ふじ」が登場―。JAちくまは29日から、今年産のサンふじの出荷を始めた。JA管内のリンゴ出荷量の約5割を占め、今年度は約11万4000ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいる。出荷は11月中・下旬に最盛期を迎え、12月中・下旬まで続く予定だ。
JA西部流通センターでは、農家から運び込まれたリンゴを選果担当者が葉影や枝影、傷などを一つ一つ確認した後、光センサーで糖度や内部障害などを測定選別。初日の29日は約250ケースを県内や関西市場を中心に出荷した。
今年は春先から気温が高めで、生育が平年に比べ5日ほど早く推移。10月以降の好天で玉伸びが良好で食味も良く、最近の寒暖差で着色も順調。同センターの近藤修治センター長は「玉伸びが良く1ケース32玉、36玉級を中心に、贈答向けの大玉や家庭向けの小玉までそろう」と話している。