開業した両小野診療所
JA長野厚生連富士見高原医療福祉センターは10月から、辰野町小野に両小野診療所を開業した。塩尻市と辰野町の両小野国保病院組合から運営を引き継ぎ、同町に移転新築した。今後は、地域密着型の小規模特別養護老人ホームや老人保健施設の併設も予定し、地域住民が医療と福祉を継続して受けられる体制づくりに力を入れる方針だ。
新診療所は国道153号沿いに新設。内科、神経内科、消化器内科、整形外科、泌尿器科の5診療科を設け、診察室、処置室、検査室、内視鏡室、CT室などを整備した。診療の他、短時間通所リハビリテーションも行う。
竣工(しゅんこう)式に出席した同センターの井上憲昭センター長は「高齢化が進行して人口減少が続く中、両小野地区の人々が安心して暮らせるよう最新の医療と福祉を一体的に提供していきたい」と述べた。井上センター長も非常勤医師として診療に当たる予定だ。