野生きのこ知識正確に

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食用と毒きのこを見比べながら説明を受ける来店者ら

食品を扱う業者らでつくる県食品衛生協会などは、きのこによる中毒防止を呼び掛ける展示会を開いた。野生きのこが採取シーズンを迎えたことに対応した。JAちくま管内のA・コープ店などを会場に、正しい知識と中毒防止対策を訴えた。
5日には千曲市内川のファーマーズマーケットパリオで、近隣の標高800~1200メートルの里山などで2週間ほどかけて採取した約150種類を展示。来店者は食用と間違えやすい毒きのこの説明を受けながら、特徴を見比べていた。
今年は9月の降雨以降気温が下がり、多くの種類が出ている。毒を持つものも多く、見分けが付きにくいものもある。長野県きのこ衛生指導員の石井芳昭さん(70)は「毎年、中毒が発生している。知らないきのこは採らない、食べない、人にやらないことが重要」と注意を呼び掛けた。

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