多くの人が会場に足を運び
JA長野厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院はこのほど、セイジ・オザワ松本フェスティバル「特別出前コンサート」を開いた。演奏を聴きに、患者や地域住民、病院職員ら約200人が集まった。「松本のコンサート会場に行けない人にも、生の音楽を聴いてもらいたい」と、県内各地にフェスティバル出演者らの有志が出向き、演奏を行うもの。毎年開かれている。
今回の出演者は、ギタリストの大萩康司さん。日本国内だけでなくフランス、米国、キューバなど世界各地で活躍している。大萩さんは、曲の紹介を交えながら「イエスタデイ」など全8曲を披露した。繊細なギターの音色に、まぶたを閉じて聴き入る来場者の姿も見られた。
田幸健司院長は「素晴らしい演奏に感謝。演奏を聴き、心が静かになった。リハビリテーションの世界にも音楽療法があるが、良い音楽には良い効果があると感じた」と話した。