ブドウの出荷作業をする従業員
JA須高管内で、8月30日から露地ブドウの出荷が始まった。今年度の出荷量は、全国一の生産量を誇る「ナガノパープル」をはじめ「巨峰」「シャインマスカット」など全体で前年比4%増の100万9000ケース(1ケース4キロ)を見込んでいる。初日は「巨峰」「ナガノパープル」を、関東や中京、関西方面などへ出荷した。
JAぶどう部会は7月に「ナガノパープル」「シャインマスカット」「巨峰」の園地点検を行い、着粒数や着房数などを確認して品質の向上を図った。出荷前には管内各地で荷造り講習会と出荷総会を開き、適期収穫と出荷規格を確認して食味重視の出荷へ意志を結集した。JA販売企画課の小林和弘課長は「今年も品質、食味共に非常に良く仕上がった」と話している。
9月中・下旬からは「シャインマスカット」「ピオーネ」「ロザリオビアンコ」などが登場し、10月末まで2ヵ月の出荷最盛期に突入する。9月20日には管内のA・コープすこう店で「ぶどう祭り」を開き、特別価格で多彩なブドウの販売やイベントを予定している。