季節に応じた売り場めざせ

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地域に応える売り場づくりを目指し行われたコンテストの審査

JAちくまは、管内5店舗の営農センターを対象に生産資材店舗「売場作りコンテスト」を開いた。年3回行っており、今回は梅雨時、梅雨明けの農作業に携わる季節に応じた商品展開や、農作業事故防止の対策啓蒙(けいもう)を重点に審査。最優秀賞には、前回に続き北部営農センターが選ばれた。
同コンテストは、地域に応える売り場づくりを目指し、2012年から始まり今回で11回目。季節に応じて年3回審査を行い、売り場づくりや提案力、情報発信、接客対応などを競っている。
JA全農長野の担当者や同JA常勤役員ら7人の審査員が、各営農センターを回った。各店舗では、購買担当者がキャンペーン商品のアピールや売場づくりの工夫、こだわりなどについて説明した。
審査委員長を務めたJA全農長野のJAファームの島田忠之センター長は「どの店舗も、前回の指摘事項についての改善が図られ、各スタッフの意気込みが感じられる。限られたスペースの中で店舗づくりがされていて、各店舗とも連続で最優秀賞を受賞した北部営農センターに近づいている」と講評した。
最優秀賞に選ばれた北部営農センターの高山誠購買担当は「農薬の効率的な使用方法などのワンポイントメモを掲示するなど、分かりやすい商品説明を心掛け、売り場づくりを行っている。また、マネキンを作り、農作業事故防止対策をPRするなど工夫した。今後も積極的な情報発信に努め、より利用しやすい店舗を目指したい」と意欲を見せた。
JAは、次世代にも利用してもらえる店舗づくりを推進する。次回は、果実や秋野菜の収穫シーズンとなる10月中旬の開催を予定している。

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