児童が車椅子贈り交流

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車椅子を受け取った施設利用者と児童ら

小布施町立栗ガ丘小学校の児童らが、アルミ缶を回収して得た収益金で購入した車椅子を、JA須高デイサービスセンター「花の里」に寄贈した。資源リサイクルに貢献し、その収益金を地域に役立てる活動として、約10年間続く取り組みだ。9日に児童らが同施設を訪ね、施設利用者に車椅子を手渡した他、千羽鶴のプレゼントやクイズなどを企画して、交流を深めた。
同校の児童による「ふれあい委員会」は、交流活動や募金活動、書き損じはがきの回収など、福祉に関する活動を行っている。その中で、保護者や地域の方々の協力を得て全児童でアルミ缶の回収に取り組み、その収益金(約3万円)で車椅子1台を購入して寄贈した。
9日の贈呈式で施設を訪れた児童は「最初はなかなか高齢者と話すことができなかったが、時間がたつにつれて楽しくお話しできた」と話した。同センターの岡田和男施設長は「長年にわたって寄贈していただき、ありがとうございます。大切に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。
この日は同委員会の他、学校内の花壇の整備や苗づくりをしている「オープンガーデン委員会」がプランターに花を植え、施設の整備に汗を流した。

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